社員の声　Wさん

私はゲームプランナーです。 ゲームプランナーの仕事は、主に企画書と仕様書の作成です。 企画書は、ゲームのコンセプトを紹介するためのものです。 どうやって遊ぶか、どんな世界観なのか。マルチプレイなのか、ソロプレイなのか…。作りたいゲームの内容を、社長やプロデューサーに紹介するときに必要です。 企画書のOKが出たら、次は仕様書を作成します。 そのゲームを作るために、何が必要なのか詳しく記載します。 チームのために情報を伝える、たいへん重要な書類です。 使用ツールは、ExcelとPowerPointがほとんどです。 Excelは、プランニング時のリストや、タスクリスト、バグリストなども作成します。 PowerPointは、企画書を作るときに使います。Wordでもできますが、私は日本語があまり得意ではありませんから、画像をいっぱい入れて作るためにPowerPointを使っています。 ゲームのプロトタイプを作るために、unityも使います。 ほかのゲームエンジンも、用途によって使い分けていきます。

朝は8時～8時半くらいに起きます。 9時に出発しますが、晴れていたら自転車で行くときもあるので、その時は9時15分くらいです。 10時～19時での勤務です。 お昼は出来れば前日の夜に晩御飯をたくさん作って、詰めて持ってきます。 たっぷりサラダを食べます。 休日は掃除と洗濯！（笑） 晴れると散歩に行ったり、買い物に行ったりします。 友達と遊んだりもします。 入社するまで京都に住んでいたので、ときどき遊びに行ったりもしています。

子供のころからゲームが大好きで、特に好きなゲームはほとんどが日本製。 フランスのゲーム大学を卒業した後に、日本で生活してみて、住んでみたくなりました。ゲームの仕事をしたかったので、ゲーム会社をたくさん探していて、その中からデザインアクトに応募しました。 面接時に自分で作った企画書とゲームのプロトタイプを3つ提出しました。 フランスには、企画書というものはなくて（別の書類はありますが） そもそもゲームプランナーという仕事がありません。 プロデューサーとゲームデザイナーの仕事がそれぞれあって 日本のゲームプランナーはその両方の仕事をしている感じです。 面接でのフィーリングがとても良かったので、入社を決めました。

まだ入って半年くらいですが、みんながオープンで、質問があればみんなが答えてくれます。それがとてもいい。 私は日本語がまだ不十分ですが、みんな優しくて、ゆっくり説明してくれたりします。

入社してから、ゲームプランナーの仕事をするにあたり、はじめにゲームが作られていく工程を理解する、実際にやってみるところから始まりました。 たくさん学びました。ゲームを作るときに何が必要なのか、リリース時に何が必要なのか。ゲームプランナーとしてはもちろん、それ以外の、様々なスキルを身に着け、実践していくことができました。 学生の時は、ゲームの作成のことは考えますが、リリースのことまでは考えていませんでした。いまはそれを学んでいます。本当に面白いです。 そういった、個人ではできない「ゲーム会社としての仕事」を、時間をかけてやらせてくれるところがいいと思います。

ゲームを自分一人ででも、友達とでも作成してみることをおすすめします。game jamをたくさんすると良いです。 最初からすごく難しい、大きなゲームにする必要はありません。 まずは自分に小さい課題を与えて、ゲームの作成方法を学びます。ゲームを作ってポートフォリオを作成します。 それはどこのゲーム会社に入社するとしても大切なことです。 自分のゲームを作るということは、世界中のゲーム会社に共通してアピールすることができます。フランスの大学でも、ポートフォリオが一番大切でした。アーティストはもちろん、プログラマーでも、ゲームの作品だけでなくても企画書を作るのは大切だと思います。 今の時代はインターネットでも学べることがとても多いです。リソースが多く学びやすい。必要なのは時間と意欲です。 ゲームができたらぜひ、見せてくださいね。 応援しています。